
第25号 2011.10.05
| No. ドライバー / ナビゲーター | クラス順位※1 | 部門順位※2 | 総合順位 |
| 1号車(304) 三橋淳/アランゲネック | 1位/4台中 | 1位/7台中 | 2位/24台中 |
| 2号車(312) 寺田昌弘/田中幸佑 | 3位/4台中 | 3位/7台中 | 12位/24台中 |
ステージ1のゴール地点となったティブニヤから出発し、岩とギャップの多いルートを経て砂丘地帯に入り、再びティブニヤに戻るステージ2。1号車は昨日総合4位という好結果によって朝7時37分頃のスタートとなった。コースはまず西に向かい、ティブニヤから約200kmほど西のシトワ周辺から再び東に向かうルート。CP(チェックポイント)ではアシスタンスがサポートできるため、アシスタンスは二手に分かれ、CP1とCP2でそれぞれサポートを行った。
← CP1で作業にあたるメカニックたち
前日よりかなりハードと言われていたステージ2は、砂丘でのクラッシュやトラブルに見舞われる選手も少なくない過酷な内容となった。その厳しいルートを1号車はパンクなし、トラブルなし、ほぼ100%の出来でフィニッシュ。部門トップはもちろん、総合順位でも2位に上がる快調さで500km近いステージを走りきった。
← CP1に向けて快調に走る1号車
しかし、快調な1号車とは対照的に2号車はトラブルに見舞われた。262km地点にあるCP2を通過後、約300km地点にある砂丘エリアで燃料系のトラブルが発生。原因は特定できたものの、工具が足りず寺田ドライバー、田中メカの努力をもってしても修復不能に。結局、衛星電話で連絡を受けたメカニックがアシスタントカーで駆けつけて修理し、コースクローズド後の午後8時にようやくビバーク地に帰着した。CP2までは総合6位、市販車部門2位近くまで順位を上げる快調な走りぶりだっただけに非常に残念な結果となった。
← CP2に向かう寺田組
明日はティブニヤを離れ、200kmほど南に位置するサール・バラカへと向かう310.64kmのルートとなる。スペシャルステージはそのうち286kmとなる予定だ。今日のトラブルによって上位に大きな差を付けられた2号車もリスタート、気持ちを切り替えて完走を目指す。
← ミッションを下ろして整備を行うメカニックたち
「今日は1号車と2号車で明暗がくっきりと分かれる結果になった。1号車は総合2位と、市販車部門では狙うのが困難な位置まで順位を上げてきたが、市販車であることを考えるとこれ以上順位を上げたり、あるいは2位をキープするのは賢明とは言えない。慎重に走って市販車部門のトップを維持できるようにしてほしいと思っている。2号車は非常に残念な結果となったが、このトラブルによってメカニック、スタッフたちの素晴らしい仕事ぶり、そしてこのチーム団結力を再確認することにもなった。本当にいいチームだと思っている。明日からまた気持ちを切り替え、1号車の市販車部門トップを維持できるよう努めていきたい。」
■三橋ドライバー
「事前情報ほど難しいコースではなかったが、石もギャップも多い、硬い路面の非常に疲れるコースだった。昨日タイヤマネージメントに失敗していること、今日は2箇所でアシスタンスのサポートが受けられるということで、空気圧を状況に合わせて調整できたこともいい結果につながった。パンクもなく順調だったと思う。ただし後半、クラッチが滑り始めたのでそれにはちょっと冷や汗をかいたが、無事に走りきれてよかったと思う。」
← 総合順位2位でフィニッシュした1号車
■アランナビゲーター
「今日は岩の多いコースだったが、途中で適切な空気圧にしたため、パンクもなくノートラブルの1日だった。三橋とのコミュニケーションもよく、この調子ならダカールでの成績も期待できそうだ。」
← 明日のルートをチェックするアランナビゲーター
■寺田ドライバー
「CP2までは非常に快調だっただけに残念。1号車との間にいる市販車部門2位のライバルも抜けてこれはいける、と思っていたのだが……しかしこのトラブルによって、逆に自分たちのやるべきことが見えてきたことは収穫。ダカールに向けてのいいトレーニングにもなっていると思う。」
← 長い1日を終えた寺田ドライバー
■田中ナビゲーター
「今日は好調さを感じていたときにトラブルが発生してしまって正直悔しい。原因はすぐにわかったのに対処できなかったのは、やはり訓練不足かと感じた。」
← CP2を出てビバークへと向かう2号車
「2号車のトラブルの原因は早い段階で判明していたのに、それに対処できなかったことに悔いが残る。ドライバーとナビゲーターに短い時間で分り易く的確な指示を伝えなければいけない。この悔しいトラブルを活かしていけるように、ダカールまで訓練を重ねていきたい。」
← CP1で1号車のタイヤをチェックする阪本メカニック
「初めてのトラブルに、かなり緊張した。寺田ドライバー、田中ナビゲーターと衛星電話で話したのだが、実車を見ずにトラブルの症状をつかみ、的確な指示を出すことはとても難しい、ということがよくわかった。コミュニケーションの重要さを感じた1日だった。」
← 2号車が到着し整備に取り組み始めるメカニックたち