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ニュースリリース

2007.01.23

市販車無改造グループで史上初の3連覇達成!
バイオディーゼル燃料でクラス3位

パリダカロゴ
  トヨタ車体株式会社(本社:刈谷市一里山町、水嶋敏夫社長)の、「TLC(Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY)」は、ダカール2007(通称パリダカ)にトヨタランドクルーザー100のディーゼル車3台で参戦し、ガソリンクラスを含めた市販車無改造グループにおいて史上初の3連覇を達成しました。

クラス*1
順位

グループ*2
順位

総合
順位

ドライバー/ナビゲーター

1位

1位

25位

2号車

みつはし じゅん みうら あきら
三橋 淳 / 三浦 昂 *3(トヨタ車体)

3位

4位

40位

3号車

やまだ しゅうせい あらかわ だいすけ
山田 周生 / 荒川 大介*4(トヨタ車体)

 リタイア*5

1号車

ジャン-ジャック・ラテ/ブルーノ・カタルリ

*1 市販車無改造ディーゼルクラス
*2 市販車無改造グループ(ガソリンクラスとディーゼルクラスをあわせたカテゴリー)
*3 トヨタ車体社員で、今回が初めての挑戦
*4 トヨタ車体社員で、今回が6度目の挑戦
*5 マシントラブルにより自走不能となり、リタイア(第11ステージ/1月17日)
 
1.今回の特徴
TLCが得意とする砂丘越えが少ない上、距離が短く、高速走行となった今回のラリーでは、より難易度の高い状況下でこそ性能の高さを発揮できるランドクルーザー100にとっては不利な条件となりました。

治安の問題や砂嵐など環境・天候不良により、ステージが突然変更・キャンセルされるなど、予想外の出来事が多く発生した大会でした。

2.バイオディーゼル燃料でクラス3位入賞

3号車はバイオディーゼル燃料*6とケナフボード*7を採用(ボデーの一部)。
軽油に、菜種油から精製したバイオディーゼル燃料を20%混合するなど環境に配慮しました。クラス第3位という結果が示すとおり、バイオディーゼル燃料は一般のディーゼル燃料と遜色なく、ケナフボードも優れた耐久性を発揮しました。

 

*6 生物資源ディーゼル燃料(非化石燃料とカーボンニュートラルの観点から地球温暖化防止対策に効果があるとされる)
*7 植物のケナフを原料に開発されたバイオプラスチック(地球温暖化防止に効果があるとされる)

3.ラリーで得られた成果を市販車へ
市販車無改造グループで3連覇を達成したことで、トヨタ ランドクルーザー100の信頼性・走破性の高さを引き続いて証明することができました。
販車でこのラリーを走ることで得たノウハウやデータを、今後のランクルの開発に活かし、より高性能なクルマ造りを目指します。
【過去の戦績】(市販車無改造ディーゼルクラス)

大会年

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002
*

2003

2004

2005
*

2006
*

2007
*

参戦台数

1台

2台

3台

クラス順位

4位

1位
2位

2位
リタイア

1位
2位

1位
2位

1位
2位

1位
リタイア

1位
2位

1位
2位
リタイア

リタイア
リタイア
リタイア

1位
2位
3位

1位
2位
なし

1位
3位
リタイア

*グループ・クラスとも優勝
【コメント】
◆パリダカ参戦の意義を実感    トヨタ車体株式会社 取締役社長 水嶋敏夫

パリダカ参戦は市販車の耐久試験そのものであり、車両開発に必要なデータを得ることができるため、無改造での参戦にこだわっています。
特に今年は、バイオディーゼル燃料やケナフボードを使った車両を1台参戦させ、モータースポーツの世界でも環境に配慮し、完走しました。
3人のナビゲーターのうち、2人が当社社員です。身近な仲間が頑張ることで、従業員の一体感の醸成に大きく寄与していると感じています。
今回、優秀な成績でゴールし、ランクルの走破性の高さを証明するとともに、トヨタ車のブランド力向上に貢献することができたと思います。ご支援いただいたスポンサーの温かいご支援に改めてお礼を申し上げます。

(1月21日ゴール直後の現地ダカールからのコメント)
◆1年間の準備の成果          トヨタ車体株式会社 取締役会長 久保地理介
1号車が戦列を去って心配もしましたが、2号車の頑張りで、良い結果につなげることができました。1年間をかけて準備を進めてきたクルーはじめチーム全員の努力に感謝しています。

◆安全・完走・勝利を達成        チーム代表 森田寿一(トヨタ車体 専務取締役)
我々のラリー活動は安全・完走・勝利の優先順位でやってきました。スタート時に宣言した市販車無改造部門の3連覇を実現することができ、1万人の社員、約100社のスポンサー企業様に喜んでいただけるものと思います。

◆速さの駆け引きで勝負       チーム監督 伊藤 一(トヨタ車体)
今回は砂丘が少なかった他、トンブクトゥへの行程がキャンセルされるなどコースの難易度が比較的低めで推移しました。このためより過酷な条件に強いランドクルーザーにとっては厳しい戦いとなりましたが、ラテ・三橋ドライバーが序盤から積極的にプッシュしてくれ、速さの駆け引きで勝負ができました。その結果1号車は残念でしたが、2号車が市販車無改造部門の3連覇という大きな目標を達成し、満足しています。

◆ランクルの新たな可能性を実感     優勝 2号車ドライバー 三橋 淳
4輪に転向して4回目のパリダカですが、これまでで一番ストレスなく戦うことができました。トラブルがあってもすぐにフォローしてくれるし、素晴らしいチームワークだと思います。ランドクルーザーには不利な難易度の低いコースでしたが、そこで勝てたことは、ランドクルーザーの新しい可能性を引き出すことになると思います。

◆次回はさらなるステップアップを    優勝 2号車ナビゲーター 三浦 昂(トヨタ車体)
初出場でよい結果を残すことができうれしいです。もちろんラッキーなこともあったと思います。終盤にナビゲーターの醍醐味を少しだけ味わうことができたので、次のチャンスがあれば、必ずステップアップしたナビになりたいと思います。(三浦ナビは最も若くして好成績をあげたナビゲーターに贈られる「アンリ・マーニュ賞*」を受賞)*昨年モロッコラリー中の事故で他界した名ナビゲーター/アンリ・マーニュをしのんで新設された賞。

◆バイオディーゼルでの完走を次につなげたい 第3位 3号車ドライバー 山田周生
4輪部門の競技者として初めてダカールに着いて、感慨深く思います。バイオディーゼル燃料を使用して完走することが目標でしたので、ほっとしました。リア・クオーターガラスに採用したケナフボードは立ち木への接触などにも強度を発揮。これらの結果を次のチャレンジにつなげたいです。

◆チームワークの勝利            第3位 3号車ナビゲーター 荒川大介(トヨタ車体)
約1年かけて綿密な準備を進めてきましたが、本番が始まってしまうと、あっという間にゴールですね。1号車がリタイアしましたが、全員無事でラリーを終われるのはチーム全員が協力しながら走りきった結果だと思います。個人的には5回目の完走ですが、バイオディーゼルという新しい取組みでもあり、無事に到着できて本当に良かったです。
 

【ダカール2007
  ダカール2007(通称パリダカ)は、1979年より開催され、今回で29回目を数える伝統ある大会で、クロスカントリーラリーの最高峰とされています。
 今回は2007年1月6日、リスボン(ポルトガル)をスタート。スペインを経てアフリカ大陸へフェリーで渡り、アフリカの大地をメインステージにラリーを続け、1月21日、セネガルの首都ダカールにゴール。16日間におよぶ戦いでした。
 通過国はポルトガル、スペイン、モロッコ、モーリタニア、マリ、セネガルの6カ国。走行距離は7,915km(内、競技区間は4,175km)。主催はA.S.O
* A.S.O :Amaury Sport Organisation
 

【参加台数と定義】