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今年度最初の海外テストをモロッコにて実施しました

第5号2019.06.07

TLCは5月22日(水)から6月5日(水)の約2週間、今年度初の走行テストをモロッコにて実施しました。

ダカールラリー2020大会で投入を目指すオートマチックトランスミッション(AT)仕様ラリー車のテストに主眼を置いた今回のテストは、2019大会2号車でコンビを組んだ社員の三浦ドライバーとリシトロイシターナビゲーターが担当し、サハラ砂漠の入り口と言われるモロッコの砂丘群をはじめ、険しいトライアルセクション、高速グラベル(砂利道)、ワジと呼ばれる砂の枯れ川など、様々な路面での評価、データ収集を進めました。

ハンドルを握った三浦ドライバーは「AT仕様のクルマに対し、大きな可能性を感じています。2年前からスタートしたATラリー車の開発ですが、クルマのポテンシャルは着実に向上してきています。また、モータースポーツの世界でATというとまだまだ少数派ではありますが、だからこそチャレンジの価値があり、楽しみでもあります。テストは試行錯誤の連続で苦労も伴いますが、必ず目標とするマシンに仕上げてダカールの結果につなげたい」と抱負を掲げました。

テストマシンの整備を担当したTLC加入2年目の岩浅メカニックは「気が付けば2年目のシーズンがスタートを切っていました。時間が経つのはあっという間で、ラリー環境下でクルマを触り、テストする時間がいかに貴重なものかを身に染みて感じています。日々やるべきことに集中して取り組み、万全の状態でダカールに臨みたい」と自身の集大成となるこの1年間にかける意気込みを語りました。

一方、海外テスト初参加となった新メンバーの中武メカニックは、ディーラーで行う車両整備とは全く異なる環境での整備を体験し、「ラリーの環境に初めて触れることができ、いかに厳しい条件下でクルマを走らせているかを体感し、メカニックの仕事の重要性を理解できました。一つひとつの整備作業に対する責任の重さを感じています」とコメントしています。

TLCは今回のモロッコテストで得られたデータをもとにAT仕様ラリー車をさらに熟成させ、7月には実戦テストとしてロシア・モンゴル・中国の3カ国を舞台に開催されるシルクウェイラリー2019に参戦する予定です。

角谷監督は今回のテストを終えて、「2020年大会はチーム史上初の市販車部門7連覇、サウジアラビアへの開催国移行、車両規則変更への対応など、新しいことづくめのシーズンとなります。チームは緊張感を持ちながら、変化点に対して前向きに取り組んでくれているので、心強い。7月に参戦するシルクウェイラリー2019で結果を残してダカールに向け、弾みをつけたい」と語っています。

引き続き、皆さまからの温かいご声援をよろしくお願いいたします。