第13号2019.07.12
第5ステージはウランバートルからゴビ砂漠の辺境にあるマンダルゴビへ南下する27kmのリエゾン(移動区間)と337kmのSS(競技区間)のルートが設定されました。
前半は高速ピストから始まり、20kmを過ぎたあたりから地面に埋まった大きな石の間を縫うように狭く曲がりくねったわだちをトレースしなければならない路面へと変化しました。ルートをショートカットすると石にヒットし、クルマにダメージを与える恐れがあるため、速度を落として我慢の走りが求められる選手らにとってはストレスのかかる戦いとなりました。
一方、後半は草原の丘陵地帯をハイスピードで駆けるコースへと変化し、ところどころには砂の路面も登場しましたが、全体的に硬くしまったモンゴルらしいステージとなりました。
TLCの三浦/リシトロイシター組は残すところ100kmのあたりで燃料の圧力が低下してしまうトラブルに見舞われスローダウンするも、なんとかSSゴールまでクルマを運び、総合25位、市販車部門1位でゴールし、市販車部門首位のポジションを守りきりました。
明日12日(金)はマンダルゴビからダランザドガドへ南下する408kmのSS(競技区間)が予定されていましたが、中間129kmがリエゾン(移動区間)となり、前半157km、後半122kmの2つのSSで競技が行われる予定です。
なお、次回のレポート更新は連休明け16日(火)を予定しております。順位の速報は引き続きInstagramおよびFacebookで展開させていただきますので、ぜひご覧ください。
(最下段のリンクよりご覧いただけます)
三浦ドライバー
前半の石のピストは速度を抑えて走行し、パンクや石にヒットすることもなかったので、うまく走ることとができたと感じています。ハイスピードになってからは、昨日変更したコンピュータープログラムの改善の効果が表れ、特に4速の速度の伸びがかなり良くなり、乗りやすくなったという感覚がありました。最後、ゴール手前100kmくらいから残念ながら燃料系統のトラブルが発生し、スローダウンせざるを得なかったのですが、無事にゴールすることができほっとしました。トラブルはありましたが、明日につながるデータが取得できたので特に大きな心配はしていません。
リシトロシターナビゲーター
今回も高速ステージで、私たちも速度は出しつつも抑えるところは抑え、ミスすることもなくうまくいったと思います。最後に燃料圧力の問題はあったものの、無事ゴールできたので安心しました。