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シルクウェイラリー初勝利まであと1歩
延々と続く砂丘を順調に走行し、市販車部門首位を死守

第17号2019.07.16

第9ステージはアラシャンから西に向かって進み、ジャユグアンを目指す501kmのリエゾン(移動区間)と290kmのSS(競技区間)で競技が行われました。

昨日のゴール地点と同じ場所からスタートしたこのステージは、ワジ(雨が降ると川になるところ)で砂丘の入り口まで移動して、130kmにもおよぶ連続する砂丘群を越えていかねばならない過酷なコース設定となりました。

第8ステージのような高さのある砂丘をずっとのぼるというシーンはなかったものの、地平線まで延々と続く切り立った砂丘を越えていく必要があり、選手らにとっては精神的にも肉体的にもハードな1日になりました。

TLCの三浦/リシトロイシター組は気温が上がってきたのでオーバーヒートに気を付けながら走行し、ミスコースやスタック、パンクもせず順調にゴール。総合23位、市販車部門1位でゴールし、シルクウェイラリーでの市販車部門初勝利への王手をかけました。

明日はシルクウェイラリー2019のラストステージ。ジャユグアンからドゥンファン間で255kmのSS(競技区間)が予定されています。

三浦ドライバー
かなり暑い1日で、相当ハードでしたが、テストとしては非常に負荷のかかる良いコースだったと思っています。ローランとのコミュニケーションもばっちりで、トラブルなく砂丘を越えられたし、個人的にもこの2日間の砂丘ステージで砂丘への苦手意識はだいぶ払拭されたように思います。あと1日ですが、最後まで気を抜かずに集中して走りたいと思います。

リシトロシターナビゲーター
アキラはベストな走りを見せました。150kmもの砂丘をスタック、パンクなしで越えることができ、すごく良かったです。この長い砂丘を走ってもクルマには大きな問題はなかったので、耐久性も確認できました。クルマもすごく良くなってきていて、良い1日だったと思います。明日は高速ステージの予定なので、慎重に走行して、完走したいと思います。