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ダカールラリー2022に向けたテストを実施
新たにパートナーシップを組むTOYO TIRES製のタイヤ性能も確認しました!

第10号2021.09.07

TLCは8月末、フランス南西部にあるオフロードコースにてダカールラリー2022に向けた車両開発テストを実施。入念な感染症対策を施し、ダカールラリー2021年以来、今年度初めて日仏全チームメンバーが集合し、車両性能とチーム力のレベルアップを目指しました。

テストのメインパートは今年度から新たにパートナーシップを組むこととなったTOYO TIRES製「OPEN COUNTRY M/T-R」の開発。日本国内での幾度にもわたる開発テストで磨き上げてきた性能を、よりダカールラリーの環境に近い、入力の厳しい路面で評価するとともに、ダカールラリー中のセッティングとして想定されるあらゆる空気圧(タイヤの内圧)でタイヤの限界まで走りこむことで、耐久性を確認しました。

そのほかにも、ラリー車のコントロール性をより高めるため、ブレーキシステムのアップデートにもチャレンジ。ENDLESS製の新しいブレーキパッドの投入により、ランドクルーザー200シリーズラストランにふさわしいクルマに鍛え上げられている手応えを得ることができました。

また、今年度から新加入した福岡トヨタ自動車㈱さまの穴見メカニックにとっては初めての海外テストとなり、慣れないながらもフランス人メカニックとコミュニケーションを図りながら作業に取り組み、より実戦に近い環境でラリー車の整備を行うことで、ラリーメカニックとしての経験値を蓄積することができました。

ダカールラリー2022まで残すところ約4か月となりました。ランドクルーザー200シリーズのラストランを市販車部門9連覇で飾れるよう、残された時間でできる限りの準備を進めてまいります。引き続き、温かいご声援を宜しくお願いいたします。

【角谷監督コメント】
久々に再会したメンバーも、つい先日も会っていたかのようにすぐに打ち解け、今回のテストの目的や重要性を理解し、各々遂行してくれました。またコロナ禍での海外出入国ということもあり、必要書類や手続きに不安も多かったですが、メンバー全員が高い意識を持って手洗い、マスク着用などの感染対策をしっかりやってくれたので、無事テストを終えることができました。あとは、なんとか砂丘(砂路面)でのデータを収集して残りの課題をクリアにし、万全の状態でダカールラリー2022を戦いたいと思います。

【三浦ドライバーコメント】
今シーズンも引き続き、感染症の影響が大きい中でダカールラリーに向けた貴重なテストを実施することができ、ご協力いただいた関係者の皆さまに感謝しています。ランクル200でのラリー参戦は次回2022年大会がラストになりますが、新開発のTOYOTIRES OPEN COUNTRY M/T-Rの投入をはじめとするマシンのアップデートには手応えを感じており、前回大会のラリーマシンより強くそして速くなれると今回のテストで自信を持つことができました。残りの期間も今できることを確実に進め、ランクル200ラストランにふさわしいマシンを完成させたいと思います。