ダカールラリー2008体験レポート 第2号

第11号 2007.12.25

第2号 

2007年12月23日(日) フランス・パリより

こんにちは!

みなさんも年末で忙しくされていることでしょう。こちらも負けじと忙しく準備を進めています。

『市販車部門』って??

今回は何をレポートしようかな?と考えてました。考えてるうちにふとあることを思い出しました。

 

「1位って書いてあるけど、総合で1位じゃないんだ。”市販車部門”で1位なんだ。でも、どう見たって改造してるよな?なんで”改造部門”じゃなくて”市販車部門”なの?」

 

とトヨタ車体の正門に設置されているダカールラリーの順位ボードを見るたびに思ってました。思ってるだけかい!という声も聞こえてきそうですがそれはそこに置いといて…。今回は簡単に皆さんに説明します。(もしや知らなかったのは私だけ?)

 

まず、出場するマシンはモト(バイク)、オート(4輪)、カミオン(トラック)の3つの”カテゴリー”に分かれます。TLCのマシンは当然オートのカテゴリーに入ります。

カミオンってトラックという意味のフランス語だったんですね~。昔、改造トラック(デコトラってやつです)の雑誌で”カミオン”という名前のものがありまして、「どういう意味なのかな?」とずーっと思ってました。(また思ってるだけかい!!)皆さんも謎が解けてすっきりしたでしょ?(こんな奴チームに入れていいんでしょうか?)

 

話は脱線しましたが、モトに戻しましょう。(しゃれです。一応。)

 

オートのカテゴリーの中には二つの”グループ(部門)”があります。改造部門(T1)、市販車部門(T2)です。

 

TLCのマシンは市販車部門(T2)に入る予定です。(この予定ですというのを覚えておいてくださいね。)市販車部門(T2)は基本的な構造は改造不可ですが、過酷なラリーを安全に走る補強はしてもよいということを大まかに思っていただければ結構です。

何がよくて何がだめかって?これはレギュレーションというルールブックに相当するものがあり、そこで決められています。詳しくはこのホームページの”ダカールラリーの基礎知識”に載ってますので見てください。(というかそこにみんな載ってるんですけどね。はは…。)

そしてさらに市販車部門(T2)を”ガソリン”と”ディーゼル”の二つのクラスに分けます。これはその名のとおり使用する燃料の違いです。

したがって我々が参戦する予定の市販車部門(T2)のカテゴリーでは①市販車部門(T2)ALL、②市販車部門(T2)ディーゼル、③市販車部門(T2)ガソリンの三つのチャンピオンがいるということです。その中の②市販車部門(T2)の4連覇を目指し、今準備の真っ最中です。

ところで先程、”予定です。”というのを覚えておいてくださいとお願いしましたが、これは非常に重要です。

 

なぜか?

 

ダカールラリーは出場する車はすべて”車検”を受けます。そこで初めて参戦するカテゴリー、グループ、クラスが確定します。

たとえば市販車部門(T2)で整備したマシンがレギュレーションに違反しており、車検がNGとなると市販車部門(T2)での参戦は認められず、改造部門(T1)の改造車としての参戦になってしまうんですよ!今までの準備がすべて泡と消えてしまいます。たとえ、無事に車検を通過しても、道中やゴール後にもマシンは改造をおこなっていないかを検査されます。

メカニックは非常にプレッシャーの掛かる中、仕事をしてるということです。

 

皆さんもメカニックの活躍にも目を向けてくださいね。

 

こんな近くにライバル車が!!

右手前が三橋&三浦車。その他はすべてライバル車。
右手前が三橋&三浦車。その他はすべてライバル車。

では、実際の改造が行われている現場にカメラを切り替えて見ましょう。(あったんだ。カメラが。)

マシンはトヨタ車体吉原工場でラインオフし、フランスで登録された車両をトヨタフランスのガレージで改造しています。

これがガレージの中の様子です。見てお分かりの通り、ここでは色々なチームの改造を手掛けています。

つまりライバル車も同じ場所で作業しているんです。これにはびっくりしました!

サッカーとかで取材シャットアウトで練習したり、私もハンドで経験ありますが、秘策を悟られないように気を遣い、ここぞ!というときにカードを切ったりとかこちらの作戦は悟られないようにするものだと思ってましたが…(それどころかライバルチームの出来を心配する声も…)

ここでは秘策も機密もへったくれもありません。ある意味隠し事なしの正々堂々の勝負なわけですよ!

 

装備品の仕分け作業に大忙し!!

フランス人のスタッフはとてもフレンドリーです。皆「ボンジュール!」と初対面の私にも満面の笑みで握手を求めてきます。日本でもこれくらい皆フレンドリーに挨拶ができるといいですね。(ちなみに握手の後はなんか言われますが私には$%#?+&としか聞こえないので笑顔で返してますよ!)

で、あんたらスタッフはなにしてんの?まさかパリのカフェでまったりとしてるんじゃないの?と思われそうなのでちゃんと仕事をしてる所をレポートしておきます。

今回ダカールに同行するメンバーは総勢22人です。そのメンバーの荷物を整理し、パッケージする仕事があります。国内で三浦ナビが手配し、現地へ送られた装備品を各バッグに仕分けます。作業の様子です。

 

場所がないので廊下に並べてます
場所がないので廊下に並べてます
伊藤監督も汗をかきながらガンバってます!
伊藤監督も汗をかきながらガンバってます!
 

ちゃんと仕事してるでしょ!これがまた狭い事務所(6畳くらいかな?)にダンボールが山積みで大変でした。まず、ここでハンドで培った体力が生かされましたよ。

三浦ナビのバッグ。それぞれのバッグに名前の表示をします。
三浦ナビのバッグ。それぞれのバッグに名前の表示をします。
準備した荷物はカミオンに積みます。棚のところにはスペアパーツを積みます。
準備した荷物はカミオンに積みます。棚のところにはスペアパーツを積みます。

非常に簡単ですがこんな感じで本番に向け着々と準備は進んでいます。

今回のレポートはここまでです。次回もよりわかりやすく身近な話題をお届けします。

また、ご意見もどしどしお寄せください。(これが知りたい、このボケはつまらん等)

応援メッセージなどで送ってください。お待ちしております。

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