ダカールラリー2008体験レポート 第7号

第18号 2008.01.05

最終チェック

皆さん、今日は!
今日は以前からお伝えしていた「運命の車検」(大げさ?)の日です。この日の結果如何では1年間かけて準備したことが水の泡…てなことにならない様に準備万端で望みました!
まずは、港の車両置き場で最終チェックです。
リスボンの港です。(初めてアトランティック・オーシャンを見たぞ~!)
港の岸壁に車両置き場の様子です。

最終チェックも無事終了し、バイオディーゼルをメカのパスカルが給油します。

ここで、疑問に思いませんか?

皆さんのクルマの給油口はどこについてますか?大抵の方がクルマの後方ですよね。パスカルはなんでルーフに上って給油してるんでしょうか?(皆さんにウケようと思ったかな?)

実は…。ラリー車は長いと無給油で1000キロ走ります。従って通常のタンクでは途中で給油が必要になりますよね。でも、よく考えてください。サハラ砂漠ですよ。走るところは。オアシスはあってもGSはないでしょう。

実は…。

タンクが室内にど~ん!とあるんですよ。今回は容量は400Lのタンクを積んでます。
煙突みたいなのが給油口とタンクをつなぐホースです。

これでお分かりですね!ラリー車の給油口はなんと!ルーフにあるんですよ。またひとつ豆知識が増えましたね!

車検会場入り

さて、クルマはいよいよ車検会場に向かいます。

さすがはダカールラリー。車検会場は世界遺産のジェロニモス修道院を背にスタートポディウムと共に設営されています

入場は厳しくチェックされ、関係者以外は立ち入り禁止です!
まずは実際の車両のチェックの前に総合確認です。車両現物以外はここでチェックします。
それぞれのブースでひとつずつチェックをしていきます。
まずは、メンバーをチェックする「人検」から始まりました。これが結構きっちり行われます。
プロフィールのチェックです。(結構違ってました。)
メディカルチェックです。PCの画面を参考に質問されます。
「だんな、飲みすぎじゃない?」(画面からのイメージです。)

参加者にはリストバンドが装着されます。これが関係者のパス代わりになります。(もうこれでセキュリティーに止められなくてすみます!)

すべてのブースを回ってスタンプをもらって完了です!
ほっと一息。会場にはこんなカウンターも用意されています。タダです。(なんか美味しそうなお酒もありますが…。)

実車確認

いよいよ、車両の実車確認です。
このヤードで検査を待ちます。

ちょうどいい!ここで以前ご紹介した「市販車部門(T2)」と「改造部門(T1)」が実際どの位差があるかご紹介します。

左側がTLCのクルマです。(ご存知の通りランドクルーザーだとわかりますよね。)

そして右側はT1グループのクルマです。元は何のクルマだか判りますか?実はこれは三菱さんのパジェロです。(私も実際見てびっくりです。) ダカールに勝つために妥協を許さない造りです!

こんなにちがうんですよ!いかにTLCのクルマが市販車により近いか判ったでしょ!

車検

そうこうしているうちに順番が来たようですよ!
車検会場の内部です。
 
検査官による厳しいチェックが入ります!(メカが詳細を説明しながら進みます。)

検査が終了した部位は道中の改造防止のために「封印」されます。写真真ん中の針金と黒いマークがそうです。(ゴール後にバラしていないかチェックされます。いじった形跡があればNGになります。)

ゼッケン(?)も装着します。
フード部はドリルで穴を開けてリベットで止めます。(結構豪快ですね!)
ダカールの「ビザ」です。メカ、スタッフの完璧な準備が功を奏し、無事「車検」通過です!(T2での出場が確定です!) 4連覇に向けてのスタートに立つことがこれでできますよ!
無事終了したマシンと満足げな笑顔の三橋DRです。
車検を通過したマシンは「パルクフェルメ」と呼ばれる一角に隔離され、もうこれ以上マシンを触ることはできません!

おわりに

これですべての「車検」は終了です。もう後はスタートするばかりです!スタート前にもこんなに厳しいチェックがあるわけです。それはなによりも「安全」にレースを進めるためですね。「世界一過酷」といわれる所以がここにもあるんですね。

実は残念なお知らせが…。私はアシスタントカーに乗って移動することになっていますが、当然ビバーク地での準備などもあるため、レース車よりも早くスタートします。
と、言うことは…スタートの盛り上がりを見ることができないんですよ!(うぅ、悲しい。) そこで一足早くスタート前のポディウムの様子をお届けします。

世界遺産をバックにスタート…。凄く素敵ですね。いよいよスタートが近づいてきました。それでは、次回レポートをお楽しみに!