難関の砂丘を2台揃ってクリア
市販車部門ワン・ツー態勢を堅持して最後のヤマ場へ

戦況

15日の行程は、サン・ファン・デ・マルコナから再び北上してピスコへ。206㎞のリエゾン(移動区間)でピスコ周辺の砂漠地帯に移動してから、361㎞のSS(競技区間)を行った。今大会の競技は、マルコナ周辺とアレキパ周辺、そしてピスコ周辺が主戦場。何度も同じエリアを通過するが、ルートの重複を避けつつ、難易度を高くしている。この日もピスコ周辺で終盤戦のヤマ場の一つとなる、厳しい砂丘中心のステージが設定された。

TLCのトヨタ・ランドクルーザー200は2号車三浦昂／ローラン・リシトロイシター組が46番手、1号車クリスチャン・ラヴィエル／ジャン・ピエール・ギャルサン組が1分後に47番手でSSをスタート。前半の160㎞には比較的スピードに乗れる区間もあったが、中間のニュートラルゾーン以降は殆どが砂丘となった。高いところにウェイポイント(通過を義務付けられたGPSポイント)が置かれていたり、何度もトライしないと登り切れない厳しい箇所もあり、引き続き難易度の高いSSとなったが、2台は一定の距離を保ちながら進んでいった。

幸い大きなスタックやトラブルはなく、1号車が総合25位/市販車部門1位、続いて2号車も26位/部門2位でSSをゴール。この結果により累計順位は1号車が総合26位、2号車が31位で市販車部門ワン・ツー態勢を引き続き堅持した。

ピスコのビバークは初日（1月7日）と同じ砂丘のふもと。明日16日は同地を基点に最後の難関となる312kmのループで競技が行われる。