第5号2018.06.01
TLCは5月16日（水）から5月30日（水）の約2週間、今年度初となる走行テストをアフリカのモロッコ王国にて行い、目標だったダカールラリー１回分に相当するオフロードでの5,000km以上の走行を実施し、今後のラリー車開発に必要データを蓄積し、テストを完了させました。
先日発表されたダカールラリー2019の情報ではペルーの砂丘ステージを中心とするサバイバル要素の高いルート設定になることが予想されており、今回のテストでは砂丘路面を中心にさらなる車両のパフォーマンスアップを目指しました。
また、開発テストを進める中で、多くの距離を走行したクルー、および日々セッティング変更と整備を繰り返したメカニック陣は、クルマの進化だけでなく、自身のスキルアップにもつながったと大きな手応えを感じています。
テスト後半には1日で600km〜700km相当のSS（スペシャルステージ）を連日走行し、整備は夜半に及ぶ中、クルーとメカニックにも疲労が見えてきた場面もありましたが、チーム若手の2年目瀧井メカと新人の岩浅メカが集中力を切らすことなく奮闘し、チームを盛り立て、フランス人メンバーを含めたチームの絆を一層強固なものにできたと角谷監督は語っています。
今回のテストで得られたデータをもとに、チームはダカール２０１９での市販車部門6連覇に向け、準備を続けて参ります。引き続き暖かいご声援をよろしくお願い致します。