TEAM LAND CRUISER

Loading...

LATEST NEWS

最新ニュース

Home > 最新ニュース > 2023 > 第13号

Prev | Next

ダカールラリー2024 コース発表

第13号2023.11.22

ダカールラリーの大会主催者であるA.S.O.(アモリ・スポーツ・オーガニゼーション)は11月20日、2024年大会のルート情報などの大会概要を発表しました。

まず、開催国はサウジアラビアとなり、ダカールラリーが中東に移って今大会で5年連続開催となります。競技日程は、2024年1月5日に北西部にあるアル・ウラでプロローグランが行われたのち、6日に本格的な競技がスタート。前半戦は南東側に広がるエンプティクォーターと呼ばれる大砂丘へ向かい、アル・ダワディミからアル・サラミヤへ向かう第3ステージおよびアル・サラミヤからアル・ホフフへ向かう第4ステージは、前回大会でも実施された2時間のみメカニックによるサービスが許されるマラソンステージとなります。限られた時間での整備となるため、選手はクルマへのダメージも最小限に抑えながら走行する必要があります。そして第6ステージとなる1月11日、12日には、今大会初めての試みである「48Hクロノステージ*」が予定され、1月13日に首都リヤドで中間日を迎えます。

後半戦はリヤドから北上しながらハイル、アル・ウラを通過し、西海岸の紅海に面したヤンブーで1月19日にゴールを迎える、12ステージ全15日の大会となります。総走行距離は約8,000km、競技区間は約4,700kmが予定されており、サウジアラビアで開催されてから5度目となる今大会が人とクルマにとってもっとも厳しく、過酷な大会になるとコメントされています。

TLCは、前回2023年大会でランドクルーザー300 GR SPORTをベースとするラリー車を初投入。高い走破力は発揮しつつも、数多くの困難に直面し、2台ともにデイリタイアを喫するなど、すべてのステージを走り切ることができませんでした。大会終了後、直ちにトヨタ自動車株式会社や協力メーカーと問題を共有し、ラリー車としての耐久性と信頼性の向上を目的に、幾度もテストを行い、トライ&エラーを繰り返しながらラリー車開発を進めてまいりました。本番車両となるラリー車のシェイクダウンを11月19日(日)にフランスにて実施。ダカールラリー2024仕様車2台を完成させました。

ダカールラリー2024、全ステージ完全走破による市販車部門11連覇を目指すTLCへの温かいご声援を宜しくお願いいたします。

*48H クロノステージ…エンプティクォーターに設けられた約600㎞のステージを計48時間の中で、選手のみで走り切るステージです。1日目の午後4時時点で走行が打ち切られ、計8か所のビバークの中から到達地点に応じてビバークが割り振られるため、到着するビバークが異なればチームメイトからのサポートを受けられず、各車をクルーのみで解決しなければならない要素が増すため、従来のマラソンステージ以上に難しいステージとなることが予想されます。