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シルクウェイラリー2018結果レポート

第10号2018.07.26

TLCが参戦したシルクウェイラリー2018が、7月21日~27日の計7日間、ロシアで開催されました。

この大会へは、ダカールラリー2019に向けた今シーズン初の実戦テストとして、ランドクルーザー200ラリー仕様車1台体制(三浦/ローラン組)で市販車部門にエントリーしました。

当初予定されていた中国(西安)からのスタートがキャンセルになったことに伴い、砂丘ステージが大幅に短縮されたため、多くのエントラント(競技参加者)が出場をキャンセルし、例年に比べ参戦台数の規模は1/3ほどに縮小されました。

初日、TLCは駆動系のトラブルを抱え、SS(競技区間)をショートカットして急遽ビバークへ戻り、メカニックによる点検を受けるも、市販車部門では交換を禁止されている駆動系主要部品の交換が必要なことが判明。チームはテストを継続するために、市販車部門を離脱してラリーを継続することを決定し、第2ステージ以降は総合順位のみが与えられることとなりました。(シルクウェイラリーの競技規則に基づく)

競技は砂丘こそ少ないものの、砂のオフロードや、高速ワインディング、時には滑りやすい泥の路面など多彩に変化する中で、TLCは第2ステージ以降は快調にペースを上げ、第3ステージでは改造車に分け入る総合5位という上位でのフィニッシュを果たすなど、順調なマシンの仕上がりとチームワークの確認を進めることができました。

しかし、初日の競技ルートのショートカットに伴うペナルティ(+101時間)の加算により、累計順位は総合20位/26台という結果となりました。

角谷監督からは、『今回のシルクウェイラリーは新たに加入した岩浅メカニック(福岡トヨタ)を加えた新しいチームでの初の実戦ラリーとなったが、チーム全体のコミュニケーションは活発で、安心してこれからのダカールに臨める手応えを感じることができた。ただ、初日のトラブルについては、これからしっかりと原因究明を進めたい』とコメントが出ています。

ドライバーを務めた三浦からは、『市販車部門を外れてしまうことは残念な結果でしたが、市販車部門の車両でも改造部門の車両と戦い、上位に進出できるほどにTLCのラリー車のポテンシャルが上がっていることを実感できました。ダカールラリーは今回のシルクウェイラリーよりも走行距離が長いため、同じ走り方をするかどうかは別ですが、クルマもチームも良い方向に向かっていると思います』と、今回のラリーでの手応えを語っています。

チームは引き続き、砂丘での車両性能向上に向けたテストを計画しており、ダカールラリー2019での市販車部門6連覇に向けた取り組みを進めていきます。

シルクウェイラリーへのご声援ありがとうございました。