第30号2019.12.18
2019年12月18日(水)、トヨタ車体㈱吉原工場2号館にてダカールラリー2020参戦発表・壮行会を開催しました。
冒頭でトヨタ車体㈱代表取締役・社長の増井は、1951年に誕生したトヨタジープBJシリーズを起源とするランドクルーザーシリーズのグローバル累計販売台数が1,000万台を突破したことへ感謝をするとともに、ランドクルーザーの開発から生産までを担うトヨタ車体が推進する「もっといいランドクルーザーづくり」に繋がる大切な活動のひとつとして、TLCによるモータースポーツ活動があると参戦意義について述べました。
また、大会史上初のサウジアラビア開催となる2020年大会もランドクルーザー200をベースとするラリー仕様車2台体制で市販車部門に参戦し、チーム初となる同部門7連覇の記録を目指し、そして、新たな挑戦としてオートマチック仕様ラリー車を初投入することを発表しました。
続いて、チーム代表を務めるトヨタ車体㈱人事・総務領域長の杉浦より参戦体制を発表。約3年間にわたりテストを重ね、オートマチック仕様のラリー車を完成させたメンバーを主とする2020年大会のメンバーらを紹介しました。
チーム監督に角谷監督(トヨタ車体広報室)、ゼッケン#326号車にラヴィエル/ギャルサン組、ゼッケン#338号車に三浦(トヨタ車体広報室)/リシトロイシター組を継続起用します。メカニック陣には、福岡トヨタ自動車㈱より派遣の2年目となるメカニックの岩浅メカニックに加え、2020年大会が初参戦となる中武メカニックを新たに迎えた総勢19名の体制で臨みます。
杉浦チーム代表は「ランクルのふるさと」であるトヨタ車体㈱吉原工場からチームを送りだし、吉原工場の従業員や近隣地域の皆さまをはじめとする多くの方々の声援でチームの7連覇達成を勢いづけてほしいと思いを語りました。
体制詳細はコチラ⇒https://www.toyota-body.co.jp/dakar/season2020/team/
チーム監督の角谷は、初開催のサウジアラビアでチーム初のオートマチック仕様ラリー車を投入し、7連覇を目指すことに対し、「この1年間、全てがうまくいったわけではない。ドライバー、ナビゲーター、メカニックそれぞれの立場で苦労や葛藤がある中で全員が力を合わせて万全の準備を尽くした。全ては勝利のために」と意気込みを示しました。
そして、トヨタ車体の従業員からは応援メッセージが記入されたバナーと必勝の思いが込められた折り鶴などがチームメンバーに贈られ、ラリーで使用するバイオディーゼル燃料(BDF)の原料となる廃食油を提供いただいた学校児童とともにチームメンバーがBDFをラリー車に給油し、デモ走行を行うセレモニーが開催されました。
TLCはたくさんの方々の思いとともに、厳しい約7,800kmにおよぶ道のりの走破と勝利を目指して参ります。開幕まで残すところ2週間あまりとなりましたが、皆さまの温かいご声援をよろしくお願いいたします。
なお、12月下旬より本WEBサイトではダカールラリー2020の特設サイトを開設します。大会期間中の速報情報や現地の動画・写真、各番組への出演情報や、プレゼントコーナーも設けていますので、ぜひご覧ください。
参考：トヨタ車体㈱リリース