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モロッコラリー2023にランドクルーザー300 GR SPORTで参戦
課題が残るも、チーム全総力で対策に取り組む

第10号2023.10.23

TLCは2023年10月12日(木)~10月18日(水)にアフリカ、モロッコで開催されたモロッコラリー2023に、実戦テストとして参戦。次回ダカールラリーに向けて開発したランドクルーザー300 GR SPORTをベースとするラリー仕様車の性能を確認しました。

今回のモロッコラリー2023は南西部の都市アガディールを10月14日にスタート。南東部のザゴラを経由し18日にメルズーガでゴールを迎える、計5つのステージ、総走行距離は約2,240kmの大会となり、TLCは三浦/バルべ組の250号車、バソ/ポラト組の251号車が競技に臨みました。

初日、第1ステージで、250号車はステアリングの油圧系統にトラブルが発生。ステージゴール手前70kmを油圧アシスト無しの重たい状態で走行しなければなりませんでした。加えて、今大会は路面が非常に荒れており、最低地上高が改造車に比べて低い市販車は車両下回りをヒット。2台ともにリアデフにダメージが見られましたが、互いにアシストしながらゴールに辿りつきました。初日からメカニック陣にとっても負荷の高いラリーを迎えることとなりましたが、懸命の整備、セットアップが功を奏し、第2ステージ以降はパンクやスタックなどはあったものの、順調な走行で最終ステージを迎えました。

最終日はSSの距離は152kmと短いですが、最も難易度の高い砂丘越えを含むステージとなりました。250号車は序盤の砂丘越えを落ち着いて走行し、ノースタックでクリア。その後多くの車両がミスコースをする場面ではライバルの改造車をかわし、総合トップ30位入りを目指して順調に走行していました。しかし、75km地点で駆動系にトラブルが発生し、突如自走不能に。現場での修復は困難だったため、リタイアとなりました。後続の251号車は、250号車の応急対応後、競技に復帰。無事フィニッシュし、市販車部門優勝、総合39位でラリーを終えました。

チーフメカニック兼エンジニアのフィリップ・シャロワは「最終日250号車に発生した駆動系のトラブルは想定外のもので、ダカールラリーまでに解決すべき最優先課題となります。車両がガレージに到着し次第、原因調査を行い、必要な改良を織り込むことに全力を注ぎたいです。リタイアという結果は残念ですが、これがダカールラリーで勝つために必要なことだったと振り返られる日が来るようベストを尽くしていきます」とラリーを振り返っています。

ダカールラリー2024での全ステージ完全走破による市販車部門11連覇に向けて、もっといいラリー車に仕上げるため、開発を続けてまりいますので、引き続きのご声援をよろしくお願いいたします。