基本的な考え方
地域と共生、自然と調和する工場を目指して
当社は基本理念に"環境との調和"を掲げ、「地球にやさしいクルマづくり、人にやさしいクルマづくり」の考え方のもとに自動車および自動車部品の技術・製品開発ならびに生産活動における環境負荷の最小化を重要な柱と位置づけ、持続可能な社会の実現を目指して取り組んでおり、これらの活動はSDGsへの貢献にも繋がっております。
トヨタ車体環境基本方針(1993年制定 2004年改訂)
持続可能な開発目標(SDGs)は2015年9月に国連総会にて採択された、 2030年までに人類が達成すべき17の目標と169のターゲットです。
私たち(トヨタ車体グループ)は、CSR活動を通じて、SDGsの達成に貢献していきます。
環境の取り組み
環境の取り組み環境取り組みプラン
持続可能な社会の実現に向けて、長期視点で環境負荷削減にチャレンジする「トヨタ車体 長期環境ビジョン」を設定、それらを達成する具体的な実行計画として5年毎に定める環境取り組みプランを策定して環境保全に取り組んでいます。
第7次環境取り組みプラン(2021~2025年度)では、昨今の地球規模の環境問題に対して「脱炭素社会の構築」、「循環型社会の構築」、「自然共生社会の構築」の3本柱でトヨタ車体グループ一体となって取り組みます。
トヨタ車体 長期環境ビジョン
2050年に向け、6つの領域で取り組む事項を設定し、
CO₂排出「ゼロ」の実現と生物多様性保全等による環境への「プラス」のチャレンジに取り組みます。
環境の取り組み脱炭素社会の構築
主な取り組み
環境の取り組み循環型社会の構築
主な取り組み
環境の取り組み自然共生社会の構築
主な取り組み
環境の取り組み環境経営(マネジメント)
主な取り組み
「環境経営(マネジメント)」
当社、国内・海外連結子会社、取引先、地域と連携したマネジメント体制を整備し、ISO14001の取得や環境リスクの未然防止活動を取り組んでいます。また環境取り組みの活性化を狙い、啓発活動等を積極的に展開しています。
化学物質の製造・使用による人への健康と環境への重大な悪影響の最小化のため、日本の化審法 (化学物質審査規制法) *2、 欧州のELV指令 *3、 REACH規則 *4 など、世界各国で 化学物質への規制が強化されています。当社ではこれらの規制に対応するため、トヨタおよびサプライヤーと協力の上、IMDS *5 登録などの化学物質管理の仕組みを構築し、運営しています。 また、 「グリーン調達ガイドライン」 *6 のもと、新製品での化学物質管理の推進をサプライチェーンに展開しています。
- *2 .化審法 (化学物質審査規制法) : 化学物質の審査および製造の規制に関する法律
- *3 .ELV指令 : End of Life Vehicles 使用済み自動車に関する指令
- *4 .REACH規則 : Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals 化学物質の登録,評価,認可及び制限に関する規則
- *5 .IMDS : International Material Data System 自動車業界向けの材料情報収集システム
環境取り組みプランの活動推進にあたっては社長を委員長とした「CSR・CN委員会」を元に「製品環境委員会」「生産環境委員会」の2つの分科会で構成し、方針の策定や活動の進捗状況の共有、課題や解決策の検討を関連部署と連携して着実な推進を図っています。
また、トヨタ車体グループ連結で、環境異常や苦情、コンプライアンス違反ゼロを目指して国内外の関連会社や仕入先と連携した環境保全活動に取り組んでいます。