さまざまな職場で働く社員へのインタビューを通して、仕事のやりがいや職場の雰囲気など、トヨタ車体の“リアル”をお届けします。
第1回は、総務部広報室で働く入社1年目の柘植美咲さん。製造・販売の現場実習を経て、現在は社内外に向けた情報発信を担っています。
「1年目でも、ここまで任されるの?」そう感じる場面の連続だった1年間を振り返りながら、トヨタ車体で働く中で見えてきた景色を聞きました。
「モノづくり」の世界に飛び込んだ、最初の一歩
― トヨタ車体に入社を決めたきっかけと、配属当初の率直な思いを教えてください。
家族が自動車関係に勤めていて、クルマは子どもの頃からずっと身近な存在でした。入社を決めた一番のきっかけは、最終面接会場での雰囲気なんです。控え室に人事の方や先輩がいて、「緊張しなくて大丈夫だよ」と声をかけてくださって、温かい会社だなって感じたことを今でも覚えています。
「学生一人ひとりを、ちゃんと“人”として見てくれる会社」という印象は、入社後も変わらないですね。むしろ、入社してからの方が、実感する場面が増えました。新入社員として一律に扱われるのではなくて、「今の自分に何ができるか」「どうすれば挑戦できるか」を、上司や先輩が一緒に考えてくれる。その温かい空気に支えられて、安心して一歩を踏み出せるんです。
配属先は総務部広報室で、会社の動向や想いを、社内外のさまざまな人に伝えていく仕事です。配属直後は、周囲が当たり前のように仕事を進めている中で、「自分は本当に役に立てているのかな」と不安になることもありました。でも、先輩が「困っていることはない?」と毎日のように声をかけてくれたことで、分からないことをすぐに相談でき、安心して仕事に向き合えるようになってきました。
会社の歴史とともに歩む仕事に、1年目で関われる
現在の担当業務は、従業員やそのご家族、OB・OGの方々に向けた社内報の制作です。社内報は、1952年に第1号が発行されてから、現在まで777号を重ねてきた、会社の歴史とともに歩んできたコミュニケーションツールです。毎号、約15,000人が目にする冊子なのでプレッシャーもありますけど、形として残る仕事ならではの達成感もあります。社内を回って情報を集めて、取材を通してクルマづくりに携わる多くの人の話を聞く中で、間接的ですけど、企画・開発から生産までを担う完成車両メーカーの一員なんだって実感しています。
製造・販売の現場で学んだ「仕事の基本」
― 新入社員の製造実習では、実際に車の組み付けも経験したそうですね。
入社後1年間は、ほとんどが教育期間です。4月の座学から始まって、仮配属、製造実習、販売実習を経て、3月に正式配属となります。製造実習では実際の製造ラインに入って約3か月間、ノア・ヴォクシー・アルファードの組立作業を行いました。
クルマはお客様の命を預かるものなので、「絶対にミスはできない」というプレッシャーの中で、一分一秒の重みと向き合う日々でした。工具を使うのも初めてですし、交替勤務にも慣れない中で、大変なことも多かったです。でも、製造ラインの皆さんが温かく迎えてくれたおかげで、クルマづくりの厳しさと同時に、支え合う文化を肌で感じることができました。
販売実習ではトヨタ系列の販売店に配属され、お客様対応や商談にも参加しました。自分が製造実習で関わったクルマを検討されているお客様を前にすると、自然と説明にも熱が入ります。
「自信を持っておすすめできるクルマをつくり続けることが、私たちの使命」
そう実感できた、貴重な体験でした。

入社1年目で、社長の出張に同行?
― 1年目にして、社長の出張に同行する機会があったそうですね。
正直に言うと、最初は「え、本当に私が行くんですか?」という気持ちでした。(笑)
社長と話したこともなく、何を話せばいいのか、質問に答えられるのか…。不安だらけでしたが、同行する上司と何度も出張計画をすり合わせる中で、「柘植さんならやれるよ。任せたのは私たちだから」という言葉をかけてもらい、覚悟が決まりました。
この言葉が心強かったのは、決して"丸投げ"ではなかったからです。出張前には、上司と何度も計画をすり合わせ、不安な点や想定される課題も一つひとつ整理しました。
「挑戦の前には、必ず支えてもらえる」
入社してから、ずっとそう感じています。それが、トヨタ車体の"任せ方"なのだと思います。
― 当日はどんな雰囲気でしたか?
準備はしていたものの、最初はとても緊張していました。ですが、計画を社長にお伝えし、社長からも声をかけていただく中で、次第に緊張がほぐれていきました。印象的だったのは、社長が私の視線の高さに合わせて話してくださったことですね。ご自身の入社当時の話や失敗談など、これから私が経験するかもしれないことを話してくださいました。
社長自身の入社の決め手も「人の温かさ」だったと聞いて、この価値観はトヨタ車体で長年大切にされてきた文化だと感じました。私もその一員として、「人の温かさ」を後輩に伝えていきたいです。

日々のモチベーションを支える「職場と休日」
― 日々のモチベーションを支える職場の環境や、リフレッシュ方法について教えてください。
私たちの職場はフリーアドレス制です。忙しい毎日の中でも、上司や同僚、他室の方と気軽に声をかけ合える環境があって、「上司がいないと相談できない」ではなく、誰にでも相談できて、意見をもらえる。一方で、自分の意見もしっかり聞いてもらえる。そんな環境が、仕事のしやすさにつながっていると感じています。
お昼休みは、別部署に配属された同期と社内食堂でランチをするのが楽しみで、良い気分転換になっています。
― フレックスタイム制や年休といった制度もしっかり活用されていますか?
フレックスは職場メンバーとスケジュールを共有しながら、自己裁量で活用しています。1年目だから使いにくい、という空気は全然ないです。トヨタ車体では30年以上前から、3年間保有できる年休を使い切る「年休カットゼロ」という活動を推進していて、上司や組合の職場委員から毎月フォローがあるほどです。
「休むことも仕事のうち」という文化が、しっかり根付いているんだなと感じます。仕事を効率よく計画的に進めて、きちんと休む。もし休めていないなら、声をかけてもらえる。そんな環境だからこそ、メリハリを持って働けていると感じています。

1年目の驚きを、2年目の自信に。自分らしいキャリアを築きたい。
― 最後に、2年目に向けての抱負をお願いします。
入社前に感じていた、社会人生活への「見えない不安」は、1年を経て、少しずつ自信に変わってきました。
学生一人ひとりを"人として見てくれる"と感じた、あの面接会場での温かさは、入社後も変わらず、日々の仕事の中でより実感しています。
このトヨタ車体らしい風土をつくる一員として、成長を続けたいと思います。